2012年4月10日火曜日

桜を見ながら思う

先週の土曜日、友人にお誘い頂き、浅草の伝法院でお花見をする機会がありました。先週の週末が見所であるからして、どこもかしこも花見客でごった返している中、我々は伝法院を貸切り、良く手入れされた桜の樹の下で、新たに友人となったソムリエ樣がチョイスしたワインを飲む、という僕の身分には不相応の大贅沢というか、高度資本主義の成せる技とでもいうか、そんな時間を過ごさせて頂きました。ちょうどその日が誕生日でもありました。

その三日くらい前、今年はもう最後でお願いしたいが、辰年の激動がまたひとつ。吉田くんがバンドを離れることになった。
思えば吉田くんが僕をバンドに誘ってくれて2年間、我慢してバンドにいさせてくれて、真剣に叱咤激励してくれてここまで育ててくれたことには本当に感謝しているし、曲の作り手としても日増しに尊敬の念は高まっていた。バンドに沢山のものを残してくれた。それだけに一緒のバンドで演奏できなくなることは本当に寂しい。でも彼とは今後も音楽で何か一緒にできれば、と思うしやっていくつもりだ。僕はまだバンドを続けます。

週末は2日間連続で知人の結婚式にも出席させて頂き、またライブ見に行ったり、バンド練習をしたり、お花見をしたり、深夜に知人カップルの家に押しかけて夜通しご飯を作って頂き飲んだり、と多くの人と時間を過ごすことができた。それでも会が終われば、みんなまたそれぞれの場所に戻っていく。人に会ったからといっても、孤独が解消される訳ではない。

振り返ると、新たな年齢となり、それに歩みを合わせるかのように、プリミティブなものだけが残る結果となった。そのプリミティブなものが、また大きく広がっていくような次の10年にしたいと思う。その覚悟もできたかな、と、まだ満開の桜を見ながら。