2012年4月5日木曜日

ライフログサービスを考える

最近、色々と所謂ライフログと言われるサービスを試している。ランニングの記録を取ったり、睡眠の記録取ったり、読書の記録を取ったり。

日々の生活の記録 (=ライフログ) は、過去の行動を踏まえ未来の行動に生かすための財産と言える。女性が生理周期を記録することで得られるメリットはその具体例だ。

ライフログサービスの課題は、ユーザ自身に活動の記録を取ること継続させることである。

活動の記録の方法として、「サービスがユーザに自動または無断で記録し続ける (受動的)」か「ユーザがサービスに記録する (能動的)」の2通りが考えられる。しかし、プライバシーの問題及び心理的抵抗により、ユーザは前者のようなサービスは使わない、ということが近年の傾向だ。

そこで、能動的にユーザに活動を記録してもらうことを考える。このとき、ユーザがFacebook等へ記録を投稿する、といった「自己顕示欲の発露」にのみ記録行為の継続を頼ると失敗する。自己顕示欲は他者との関係性等の複雑な要因に左右されるものであり、波があり継続しないからである。そのため、ライフログサービスでは記録行為を継続する明確な動機付け (インセンティブ) をサービス側がユーザに与える必要がある。

例えば自分の行った場所を記録していくFoursquareというサービスは、ライフログツールとしての側面がある。このサービスがユーザに与えるインセンティブは「記録する回数に応じてアイテムを得ることができる」、「記録した場所の近くのお店のクーポンをもらえる」、「知人のいる場所を知ることでコミュニュケーションが促進される」という3点である。

また、ランニングや睡眠、読書のライフログサービスのように、ユーザの記録を「集計レポート化」し提示する、というインセンティブを与えるものもある。

まとめると、ライフログサービスがユーザに活動の記録行為を継続するために与えることのできるインセンティブとしては以下の4つが考えられる。
  1. 「クーポン等の金銭的報酬」
  2. 「アイテムがもらえるなどのゲーミフィケーション要素」
  3. 「記録から導き出される集計レポートの閲覧」
  4. 「同じサービス内で記録しているユーザ同士を緩くつなげることで発生するコミュニケーション」
これらの要素を1つも組み込まないライフログサービスのブレークスルーは難しい。また、この中では、3の「集計レポート」要素は、技術屋の腕の見せどころで、他サービスとの差別化要因、参入障壁にしやすいということも言える。

などということを考えました。
嵐明けの今日は良い天気で、夜桜を見に行きました。
三分咲きくらいだったなぁ。