2012年3月2日金曜日

電子書籍考察

僕が電子書籍化を開始した、という話は前のエントリーで書きましたが、思うことも色々でてきたのでメモしておきます。

国内でもKindleが近々登場の噂もあり、実際に体験してみると、電子書籍はiPod並に多きなライフスタイルの変化を、ここ数年で確実に一般層もたらしそうです。いわゆる「キャズム越え」ってやつ?
電子書籍の波が来たときに、まず人々が電子書籍のリーダー端末としてどれを選択するか、ということがまずは電子書籍の未来を左右する可能性があります。

現状、既にAppleのiPad、AmazonのKindle、はたまたSamsungの Galaxy等、色々あります。
iPad以外の端末は、iPadよりも手頃な価格感・サイズ感全面に押し出して、書籍リーダ端末としてのiPadへの優位性を押し出してくる様子です。しかし、Kindleに到ってはまだ日本に入ってきてなかったり、GalaxyもAppleに比べ思いきった生産台数を出せておらずなかなか一般層へリーチできておりません。また、iPadの動画見たり、Web見たり、、などの総合エンタメ端末としてのクオリティが非常に高く、iPadに勝つのは各社相当大変だと思われます。

しかし最終的には、TPOに応じて端末を選択する時代が来て、(例えばお風呂に入っているときは防水性の端末で 、動画も見たいような気持ちのときは iPad で、どこかに旅行するなら軽いKindleで、、)  用途によって選択される端末が変わってくるのではないかな、と思います。

書籍コンテンツは、出版したい人が自由に出版して、自由なリーダーアプリで読めるようになるのが理想的です。 (つまり、講談社も本は講談社のアプリで、とか、iTunes Storeで購入した本はAppleの端末で、しかもApple純正のアプリでしか読めないとかはやめて欲しい)。

これらを踏まえ、将来の理想の電子書籍ライフを夢想してみました。
そこではクラウド上に電子書籍が置いてあり、自動的に電子書籍がバックアップされている。そして、TPOに応じて自由に端末を選択すれば、どの端末にも書籍があり、自分が読んだ箇所から、どの端末でも読書を再開することができる、というものだ。読みたい本があれば、ネット上から自由に購入し、どの端末でも、どのリーダーアプリでも読める。

そんな時代が来れば確実に人々が触れる情報の量は、そして結果として質の向上に大きな変革が来ることは想像に難くありません。でも実際には、ビジネス上の理由から、AppleがiTunes Storeのカタログを増やし、しかしそこには読みたい本はあまりなく、一方で各出版社が出版社独自の電子書籍書店兼リーダーを兼ねたアプリを乱立し、読みたい本毎にアプリやリーダー端末を交換、みたいなことがこの先何年かは続くのではないかと思います。

そんなことを考えると、そういった一切の制約なく、本を自炊して、自由にリーダーアプリやリーダー端末を選択して本を持ち運ぶ自炊組が一番の勝ち組じゃねーか、と気付きました。少なくともこの先何年かは。