2010年9月21日火曜日

2010/09/21

好きなベーシストとして真っ先に思い浮かぶのはジェームスジェマーソン。
レコーディング前日に飲みすぎて、スタジオで寝ころがりながら弾いたテイクが、歴史的な名盤・マーヴィン・ゲイのWhat's going onのタイトル曲のベースプレー。そんな眩しい逸話を音楽史に刻んだ御大。

スタジオミュージシャンとして活躍したために、その功績をCDなどでまとめて聴くことが難しいのですが、You Tubeだとプレイリスト作ってくれている方がいて、割とまとめて聴くことができる。
ジェームスはあれほど印象的で完成度の高いフレーズをジックリ考えて絞り出していた訳ではなく、紙に鉛筆で書かれた、たった数行のコード進行表を当日に渡され、その場で何テイクか弾いて終了、という様子だったというのだから驚きである。

勿論、プロデューサーやアーティストによっては40テイク以上もレコーディングして選択肢を広げる手法を好む人もいたようだが、モータウンのミュージシャンは殆どがファーストテイクかセカンドテイクで勝負を決めてしまうタイプだった上に、ジェームスは特に何十テイクものベースを録り続ける事を嫌い、「このグルーヴには死後硬直が始まっている」などと不満を漏らしていたという。ジェームス・ジェマーソン「エレクトリックベース黎明期の天才-Part2-」

かの名曲の裏でプレイする御大の様子を見ることができます。