2010年8月17日火曜日

エッセンスの抽出

継続な活動には、活動を継続する為(食べていくため)の資本が必要である。
企業でもそうだし、音楽活動をしていくにあたってもそう。
お金を何がしかの形で得ていないと、継続することはできない。

そのために
1.その活動以外の労働から資本を捻出する
2.活動そのものから資本を捻出する
のどちらかを選択することになる。

勿論2が理想的だ。
でも、これができるケースはまれ。
大抵は1に甘んじるしかない。
要するに、活動そのもの以外の労働、雇われ仕事なんかで捻出した資本を活動そのものに投下する。

とは言え、やりたいことがあり、その質を上げたいのならば、2から1へパラダイムシフトする必要がある。
そういうとき、シリコンバレーのスタートアップならこう考える。
「活動そのものの規模をできる限り小さくしてスタート。」
つまり、やりたいことの本質的なエッセンスだけを取り出して、そこに注力する。

例をあげてみる。
ベンチャー企業がインターネットメディアを作るのであれば、現在売れているインターネットメディアの規模感を真似しようとしてスタートするのは良い選択ではない。それだけの開発コストを調達できないからだ。

そこで、人気が出ているインターネットメディアのエッセンスを抽出する。
それからそれと同じ位の粒度のエッセンスをもう1つ以上見つけて掛け合わせて小さなコンセプトを作る。

ただし時点では、作られたコンセプトの不確実性が大きい。
そこで、まずはそのコンセプトを具現化したプロトタイプを作る。このプロトタイプも作り込み過ぎないことがポイントである。
例えば、ソーシャル性を意味なく追加したくなったとしたら、その機能がエッセンスでない限りは容赦なく切り捨てる。
そうやってできた最小機能のものをリリースして、市場の反応を見る。その上でイケると分かったら、そこに注力する。
イケているなら次第に多少の資本が入ってくるはずだから、活動は加速させていくことができる。

僕は最近、こういった流儀を知って、曲作りに活かせないかと思った。
例えば、こんな風になるだろう。
良いと思った音楽のエッセンスを分析によってできる限り小さな粒度で抽出
→ 4つくらいのエッセンスを掛け合わせてデモを作る
→ イケそうだったらバンドで鳴らしてみる