2010年8月6日金曜日

メロディ

前にライブでやった曲でメロディが今一の曲があるので、作曲者は山本さんなのだが、引きとってメロディをつける作業をした。かなり時間をかけて向き合ったのだが、使えるメロディが全くでてこず、全然完成しないので引き続き明日もやる。

1時間くらい考えたら、ちょっと休憩して、他のアーティストのメロディの作り方を参考にするために、曲を何曲か聴く。
メロディは何の楽器をやっていても向き合わざるを得ない音楽の一要素である。
曲のメロディを引きたてるための演奏をする、という曲単位のメロディもあれば、各楽器においてフレーズを魅力的なものにするという楽器単位でのメロディもある。各楽器の演奏者はメロディを考察し、作るという意味で、メロディには音楽家のアイデンティティとも言える要素が見え隠れする。
それぞれの人には、それぞれ作るメロディにくせがある。

歌メロディでいうと、例えば音符の数を多めに詰め込む人や、フレーズとフレーズの隙間を思いっきり作る人もいる。
動き方、リズムの使い方にも癖が表われる。コードに対する音符の置き方にも癖が出るし、4小節のフレーズなら、その中でのメロディの起承転結の作り方も人によって違う。これだけ、音楽が生み出されながらも、個人によってメロディのアプローチが確実に違うということが僕には非常に面白く、音楽を聴くのを楽しくしてくれる。

例えば邦楽だと、藤原基央や野田洋次郎のメロディは自分の中からは絶対でてこない譜割の種類のメロディでもあり、主張の強い骨太のメロディでもある。揺るぎがなくてすごく才能を感じさせる。永積タカシのコードとメロディ音程の関係性は僕には絶対ない感覚だ。譜割も特徴的だと思う。桜井和寿はメロディ中心で、多分コード聴いてメロディ作ってないが、骨太のメロディを作る。
あと、ここ何年かJazzを聴いてきたなかで、最近ようやくJazzに耳が馴染んできた。マイルスのマラソンセッションとか、かなり楽しんで聴けるようになってきたので、Jazzからもメロディのアプローチを学べる。

歌を作るとき、フレーズを作るときは自分が心の底から歌いたい、演奏したい、と思うフレーズを見つけることが大事だ。
だからこそ研究して、曲に新鮮さを出す努力をし続けなければならないと思う。