2009年7月13日月曜日

強烈なものを作る欲求

今、バンドでは曲作りが進んでいる。


とにかく強烈な音楽を作りたい。
ライブハウスで、他のバンドを見て、「うちらも、もっとできる」と思い、頑張っていく、というよくある成長曲線ではやりたくない。できるに決まってるし、確認はいらない。のんびりやりたくないし。
ライブは、自分たちが良いと思う音楽が、人にも響いているかどうか、の確認作業の場であれば良い。


今のところ、経験的感じるのは、強烈な音楽を作るのに、世間で一般に言われる、「有能さ」は、いらない。
頭が良いとか、人とのコミュニケーションスキルとか人脈とか、そんなことは一切関係ない。
色んな音符を知ってるとか、多くの本を読んで得た知識があるとか、そういうことではない。
日々のそういった努力は必要ない訳ではないが、強烈な音楽を作る必要条件ではない。


ただ、日々、丁寧に暮らし、本を読み、毎日、丁寧に楽器を弾き、音楽をありのままに感じとり、インスパイアされる。
できる限り大きな視点で音楽を捉え、そして創作する生活。
その過程で、こんなものを作りたい、こういうことを伝えたい、という強烈なアイディアは膨らみ、そして、没頭していく。


それだけで色々なことが前に進んでいく。
こうした生活をしているときは、音楽が体に、脳味噌に響く。強烈に響く。痺れる。
そしてこのときに作られた音楽だけが、本物で、何百もの演奏に耐えるタフさを持ち、演奏する度に曲はタフさを増す。その音楽を作り、演奏する経験は、自分の中に掛け替えのない爪痕を残していく。


僕は、経験上、年に何回かの限られた時間だけ、こういった生活ができることが分かっている。
今年なら 1 月 と 2 月、そして、正に今。
このときを大切にしないと、このときに自分の全てを賭けないと、気づいたらあっという間に、自分のしたいことができないまま、爺いになっちまうという直感。人が自分をどう思うか、このときだけは気にしちゃいけない。