2009年6月24日水曜日

音源「Bloom」をアップロードしました

曲のミックスを上げてもらったので、MySpace に 1 曲追加しました。今回は、Bloom という曲です。
http://www.myspace.com/elevenegress
(今週の日曜 6/28 にライブ なので、もし良かったら来てくださいね!)

曲の解説


前回に引き続き、バンドノートを元に曲の解説を書いてみます。
Bloom って、訳語だと、花とか開花です。

この曲は、3 月から、4 月の頭にかけて作ってたからかなぁ、こんなタイトルになったように記憶しています。

そうそう、iPhone に、Bloom っていう僕が当時好きだった音楽のアプリケーションがあります。
1. アプリを起動して、ディスプレイ上をタップすると、波紋が広がって、広がると同時に音が鳴る。
2. 音は、ディレイで数秒間隔で鳴る。ディレイタイムは各波紋でランダムらしい。
3. 波紋を重ね合わせて音楽 (というか音の重ね合わせ) を作る。
という、この Bloom というアプリにはまっていた時期でもありました。



話を戻して、Bloom を作った当時は、和声に興味を持っていたときでした。
その一貫で、ビートルズの和声とか、和声進行を色々と見ていたのですが、彼らがよく利用する進行の中に納得できない和声がいくつかありました。
(納得しなくても普通に利用すれば良いんだけれど、当時は訳も含めて知りたがっていました。。)


何が納得できないかというと、、、
話を簡単にするために、key を C とすると、key C の曲の中で、ビートルズは、B♭ とか、E♭とか A ♭などのコードを利用するのです。
しかも利用の仕方を見ていると、何らかの法則を彼らは利用しているようにしか見えなかった。
で、色々考察した結果、結論としては


key C 主要コード→ C, F, G
--------------------------------------------↑ 長調の世界
--------------------------------------------↓ 短調の世界
key C 主要コードをマイナーコードで置き換え (同主調) → Cm, Fm, Gm
上記をメジャーで置き換え (代理コード) → E♭, A♭, B♭


という過程で、E♭, A♭, B♭ に辿りついたのではないか、ということ。


ここまで理解してしまうと、「同主調の代理コードを利用している」、という一言で片づくのですが。。
この手法で、割と意図的かつ自然に、 key C の曲で短調と長調の世界を行き来できることに気付きました。
Bloom はこの法則を全面に利用してできた曲です。Bloom は、以下の構成となっています。

A メロが、key C の世界
B メロが、key C のマイナー世界と C 短調のメジャー世界の行き来
サビが C 短調のメジャー世界


この曲がスタジオでできて、スタジオから帰る途中で何回も聴いたんだけど、面白いなぁ、って興奮してました。
C 短調のメジャー世界では、メジャーなんだけど、完全に明るくない、でも暗くもない、どこか切ない感じが残る。

このような手法って意図的なのか良く分からないけれど、結構色々な曲で利用されてることに最近気づきました。
例えば、Bump of Chicken の「メロディーフラッグ」という曲が、昔大好きだったんだけど、サビの最後で、メロディと和音が「ふっ」と持ち上がる部分とか、「あーこの感じだったか」、みたいな。


しかし、こういうゆっくりしたタイプの曲、もろに演奏力が出てしまいますね。。
特に録音した当時は、和声以外の音楽的なアイディア、例えば、各音符の長さとか、リズムのアプローチ、音色に全く気を払っていなくて。
ちょうど今は、興味の方向が和声から違うところに向いてきていて、曲を再解釈している最中ですので、ライブでは、もう一変化すると思います。