2009年2月8日日曜日

iPod とシャッフル

最近、僕の音楽を聴く時間の楽しみは、iPod のシャッフル機能が作り出してくれている。


曲を、アルバム単位、アーティスト単位で聴くのでなく、iPod に入っている曲をシャッフル機能で聴き始めると、例えば、アーティストが曲順に込めた思いとか、物語性なんかが失われてしまう。でも、もともと僕はそういう楽しみ方で音楽を聴くことがほとんどないので、この欠落は良しとする。
でもこの欠点さえ目を潰ってしまうと、シャッフル機能の良さが途端に生きてくる。


シャッフル機能は、アーティストに纏わる時代背景や所属、といった本来音楽には関係ない要素を削ぎ落とし、全ての曲の立ち位置をフラットにしてくれる。レーベルの大小、メジャー、インディー、そういうものも、シャッフル機能の前では関係なくなる。レコード会社のビジネス的な意図も全てご破算にしてくれる。
僕は、シャッフル機能を試しながら、今迄、どれほど多くの音楽に関係ない要素が、自分の音楽鑑賞に持ち込まれていたかを知り、愕然とした。


シャッフル機能から僕が受けた恩恵の一例を挙げてみる。

名盤、という前評判のついたアルバムを聴くとき、全ての曲に、事前に素晴らしい、という色眼鏡を知らずのうちに掛けてしまい、自分の感性のほとんどを殺してしまうことが多々あった。
いつの間にかつまらない曲にも過剰な評価をしたりするし、その色眼鏡の元では、批判的な目を持って純粋に曲をジャッジできなくなる。
でも、シャッフル機能を使うと、1 曲が 1 曲が、コンテキストを無視して耳に飛びこんでくるので、その色眼鏡を掛けている暇もなく、純粋に自分の興味の持った音楽やアイディアを Pick Up しながら聴けるような気がする。


他にも、普通にアルバムを聴いていると、集中力の関係でどうしても、アルバムの後半の曲を適当に聴いてしまい、大分損をしていたが、シャッフル機能を使うと、この問題もある程度解消される。


という訳で、今更ながらシャッフル機能を楽しんでいます。

今日の音楽: